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【導入事例】個別指導塾StudyTREE:Vol.1

2023.10.25

「個別指導塾StudyTREE」では、生徒の学習時間の確保と、それを実現させる自習のサポートが課題となっていました。時間の制約から直接指導が難しい一方、生徒個人の状況とペースに応じた支援が求められていたそうです。

この課題の解決を目指し、StudyTREEはZoomを活用した自習支援サービス「どこでも自習室」を活用することで、新たな指導形態を模索しました。

本記事では、その取り組みと成果を実例と共に紹介いたします。個別指導現場の皆様にとって参考になればと思います。

どこでも自習室のサービス紹介記事をまだご覧になっていない方は、先にそちらをご覧ください。

 

【利用者の紹介】個別指導塾StudyTREE

StudyTREEはオンラインで個別指導を行う塾です。1対1指導とオーダーメイドカリキュラムで生徒の目標達成をサポートします。スマホアプリを使った学習管理と、毎日の進捗確認、質問対応サービスで学習支援を行なっています。

部活で忙しい生徒や受験生向けプランに加え、全生徒が利用できるどこでも自習室を活用したオンライン自習室を提供し、個別指導から進捗管理までを一貫して生徒一人一人の成長をサポートしています。

 

サービスを導入した理由と課題感

どこでも自習室導入前のStudyTREE様は、自習室設備がなく生徒との接触機会が限られていました。

週2回のオンライン授業だけでは、どうしてもオフライン授業に比べて、生徒一人一人の接触機会や時間が少なく、保護者からは「もっと生徒と先生と対話できる時間を増やして欲しい」との要望がありました。加えて授業外の生徒個別学習支援も不足していました

その解決策として、オンライン環境で自習環境を提供できる、どこでも自習室の導入を決定しました。

 

StudyTREE式 どこでも自習室の活用方法

StudyTREEでは、週に2回の講座とは別に、月曜・水曜・金曜の19時から22時にオンライン自習室を開催しています。生徒とのやり取りは入室時と休憩時間、帰宅時に行い、質問のある生徒にはブレイクアウトルームで個別に対応しています。

勉強と雑談の時間配分について、特に中学生に関しては雑談を通じた信頼関係形成が学習効率の向上に繋がると考えており、雑談時間を重視しています。

生徒の進捗は、勉強時間だけでなく学習スケジュールの順守状況を含めて把握しています。自習室での雑談を楽しみにしている生徒も多く、自習室での自習は少ない生徒もいますが、結果としてどこでも自習室以外でも学習時間を確保できるようになったとのことです。

 

StudyTREEで起きた、自習室導入後の変化

生徒の課題

塾に新しく通う生徒の多くは、自習の習慣がない傾向にあります。StudyTREE入塾生も同様の課題を抱えていました。これまでStudyTREEでは、週2回のオンライン講座と課題提出を義務付けていましたが、課題未提出により学習スケジュールの遅延が発生し、成績の向上までに時間がかかっていました。

生徒の変化

どこでも自習室導入後は、講座に加え各自の自習時間が確保できるようになり、新規の生徒はスムーズに課題をこなすようになりました。その結果、自習室を利用した生徒の多くに成績向上が認められました。

まとめると、自習室導入による影響は以下の通りです。

  1. 自習環境整備(学習時間の確保)
  2. 新規の生徒の課題達成率向上
  3. スケジュール遅延解消
  4. 講座+自習による知識定着
  5. 成績向上

 

先生の課題

どこでも自習室導入前に、一度生徒の自習時間を確保するためにZoomを活用した自習環境を提供したことがありました。しかし、結果的に個別対応する時間が増え、指導者の稼働時間が増える結果になり、継続が難しいという結論に至り、自習時間確保の課題解消に頭を悩ませていました。

■先生の変化

《 先生の拘束時間の減少

どこでも自習室を利用したオンライン自習室では、決まった時間に生徒が入室し、タイムキープが自動化されるので、一人の生徒にかける指導時間をかけすぎることなく、限りある時間の中で、個別指導が可能になりました。

また、生徒の自習中は別の作業に取り掛かれるので、適切なリソース配分も可能になりました。

 

《 生徒との接触回数増加による信頼強化

毎日決まった時間に自習室が開放されることで、生徒の学習時間だけでなく指導者との接触回数が劇的に増加しました。

成績向上中の生徒の学習時間は増加傾向にありますが、意外にも自習室利用中には、指導者との会話を積極的に持つ生徒が多かったそうです。

StudyTREEでは成績アップの要因の一つとして、生徒一人ひとりが指導者に心を開き、目的と目標を心の底から目指せる状態を重要視しています。自習室での会話は、その実現に繋がると考え、その結果、自習時間の増加だけでなく自習の習慣化を実現し、成績が向上する傾向が見られました。

 

《 生徒数の増加と解約数の減少

StudyTREEはオンラインサービスですが、利用する生徒の大半が拠点である宮古島在住生徒だったそうです。

どこでも自習室の導入によって、生徒からの評価が高まり、対応できる生徒数も増加しました。運営者である丸岡さんは、より幅広い地域からの入塾を積極的に行い、受講生数を増やしたいと考えています。

また、自習室を利用する生徒との会話機会が増えたことで、生徒から保護者への学習内容の伝達がスムーズになったそうです。その結果、保護者からの信頼獲得と生徒の成績向上、さらには退塾率の減少につながる可能性があるとお話していました。

 

StudyTREE式 有効活用のススメ

半年以上、どこでも自習室を利用したStudyTREEの丸岡さんは、オンライン自習室の導入だけでは、効果は出にくいとお話していました。StudyTREEのように成果に繋げるためにはどのような工夫が必要だったのでしょうか?

導入前に必要な生徒の状態チェック!!

StudyTREEでは以下の5ステップを意識して、どこでも自習室を効果的に利用しています。

第1ステップは学習目的の理解。生徒一人ひとりの塾に対する目的観や、勉強する意義について確認しました。加えて、授業を通じた気付きを促すアプローチを行います。

第2ステップは現状分析と計画立案。生徒個人の今の状況と課題をデータ化し、年次計画を策定します。

第3ステップは計画提示と目標設定。立案した計画を生徒に共有するとともに、個人目標を明確化します。

第4ステップは計画実行を可能にする環境整備。ここで初めて、自習室を実際に導入し、効果的な成果を目指した伴走のフェーズに入ります。

第5ステップ以降は自習室活用を後押しする支援体制づくり。個別相談と成果発表の場としての講座設計など、学習継続に必要なサポートを自習室と講座の中で設計していきます。


より詳しく知りたい方は、後編の記事で、サービス導入による成果の最大化実現に必要だったことを塾長丸岡さんにお伺いしましたので、是非ご覧ください。

まとめ

StudyTREEでは、個別指導塾が抱える課題をどこでも自習室を活用して解決し、実際に生徒の成績を向上させることに成功しました。

しかしこの結果は、どこでも自習室導入による成果だけではなく、StudyTREEが生徒自身の成長を再現性を持って行うことを意識した結果です。

同様の課題意識を持たれている塾運営者の方、オンライン自習室導入を検討中の方に、この記事が何らかのヒントになることを願っております。

また、どこでも自習室を利用してみたいとお考えの方は、是非お試し体験をご活用ください。まずは、無料の相談会を行いますので、お気軽にお問い合わせください。

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